台風6号台風7号と立て続けに発生したので、次の8号の発生も気になりますよね。
この記事では台風8号(サオラー)の発生状況の最新情報を、気象庁、米軍台風情報(JTWC)とヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、の最新情報を気圧の状況などを見ながら分かりやすく解説していきます。
- 「台風のたまご」とは、台風になる前の熱帯低気圧のことです。(正式な気象用語ではない)
- 低気圧域内の最大風速が17m/s未満の台風に満たないもの▶︎「たまご」
- 低気圧域内の最大風速が17m/s以上▶︎「台風」
- 台風のたまごは必ずしも台風に成長するとは限らず、状況によっては台風になりきる前に消滅する場合もあります。
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「台風のたまご」と呼ばれる、台風が発生する前の状態(熱帯低気圧)を把握しておく事で、より早く台風発生の情報を知ることができ、身を守る対策にも繋がりますのでお役に立てると幸いです。
現在発生中の台風7号についてはこちら↓↓↓
気象庁による台風8号(サオラー)の最新情報
まずは気象庁の天気図を見てみます。
私たちが日頃テレビでよく目にする天気図は気象庁が発表しているものなので馴染みがありますね。
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気象庁の天気図では、低気圧や高気圧の場所や進む方向、速さが見てすぐ分かる図になっていますね。
8月9日18時現在、気象庁の天気図で台風6号・台風7号の発生が確認できます。
引用元:気象庁天気図
上の天気図から、現在台風6号は九州の西の海に発生しており、ゆっくりと北の方向へ進んでいます。
また小笠原近海には台風7号(ラン)が発生しており、中心気圧は985ヘクトパスカル、時速15kmのスピードで西北西へ進んでいることが分かります。
6号7号以外の台風は見受けられ無いため、台風8号(サオラー)のたまごはまだ発生していない事が分かります。
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時速15kmは自転車並みのスピード。
台風はゆっくりのほうが被害が大きくなりやすいので今回も心配ですね。
米軍(JTWC)による台風7号の最新情報
次に情報が早いと言われている、米軍の台風情報から見ていきます。
【米軍の台風情報とは】
- ハワイにある米国合同台風警告センター(JTWC)が発表している台風情報です。
- 本来は、軍事作戦の為にアメリカ政府が利用する情報ですが、一般の人でもアクセスできるようになっています。
米軍(JTWC)情報による予報図
次に米軍情報の予報図はこちら↓
引用元:米軍合同台風警報センター(JTWC)
上の画面、真ん中上あたりにある赤矢印→「TY06W ”KHANUN”」が現在沖縄付近で発生している台風6号(カーヌン)です。
その右側にも赤矢印が発生しています。赤矢印→「TS07W”LAN"」これが台風7号(ラン)になります。
数字の前の「TS 」と言うのは、台風の勢力を表す基準の表記で、TS は、台風(最大風速17m/s以上)になります。(基準の見方は下記に説明しています)
まだ強い台風ではありませんが、東海や関東に直撃しそうなルートなので心配ですね。
上の画面の左側には黄色い文字で「NO SUSPECT AREAS(ABIO)」(疑わしい部分はありません)と表示されています。
よって、台風6号・台風7号以外の低気圧は確認されない為、台風8号(サオラー)のたまごはまだ発生していない事が分かります。
- 黄色の円(LOW):24時間以内に台風になる可能性が低い
- オレンジ色の円(MIDIUM):台風になる可能性は高いが24時間以上かかる
- 赤色の円(HIGH):24時間以内に台風になる可能性が高い
- 水色の円(SUB TORPICAL):台風と熱帯低気圧の間
- TD:温帯性暴風雨・熱帯低気圧(最大風速11m/s以上)
- TS:台風(最大風速17m/s以上)
- TY:強い台風(最大風速32m/s以上)
- STY:スーパー台風(最大風速67m/以上)
次にヨーロッパの予報を見ていきましょう。
ヨーロッパ中期予報センターよる台風7号の最新情報
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、台風進路予想は世界一良く当たると言われているほど、精度が高く、台風が発生する前から進路予想が見られることも特徴です。
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気象庁は台風が発生してから詳しい情報が発表されますが、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は台風のたまごの状態の頃から進路予想をしてくれますよ!
【ヨーロッパ中期予報センターの台風情報】
- 台風進路予想は世界一良く当たると言われている。
- 精度が高く、台風が発生する前のたまごの状態の頃から進路予想を見ることができる。
- 10日間の予報天気図も確認できる為、長期的な動きが分か離、台風のたまご発生も見つけやすい。
では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の10日間の予報天気図を確認していきましょう。色が濃いほど強い風を表しています。↓
引用元:ヨーロッパ中期予報センターECMWF
8日の21時時点の天気図では、九州付近に発生している濃い緑色の台風6号の他にも黄色と黄緑の「L」の渦が確認できます。これが台風7号(ラン)です。
ヨーロッパの天気図でも、台風6号・台風7号以外の低気圧は確認されない為、台風8号(サオラー)のたまごはまだ発生していない事が分かります。
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ヨーロッパの情報は長期の予報を確認できるので、長期休みの計画やイベントなど、少し先の予報を知りたい場合はヨーロッパの情報を参考にすると良いですね。
次に日本への影響も見ていきましょう。
日本の影響は?
9日23時現在、台風8号(サオラー)のたまごは発生していません。
せっかくのお盆休み、帰省や予定を入れられている方も多いと思います。台風の影響が出ないことを願います。
今後の情報も随時更新していきます。
台風の名前
台風7号の名前は「サオラー(Saola)」です。
「サオラー(Saola)」はベトナムが提案した名称で、ベトナムレイヨウを意味する語からとられています。
- 台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
まとめ
- 8月10日(木)現在、台風8号(サオラー)のたまごの発生は確認できません。
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今後の台風シーズンに向けて、日常的に食糧の確保や台風対策グッズを確認しておくと安心ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
現在発生中の台風7号についてはこちら↓↓↓
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